秋限定のデザート「リンゴのストゥリューデル」をアルベラータで。
朝晩肌寒く、空気が澄んで感じられます。いかがお過ごしでしょうか。
今回はアルベラータでコースのデザートとしてお出ししている「リンゴのストゥリューデル」をご紹介します。
ストゥリューデルはオーストリアの伝統的なお菓子で、シェフはイタリアのチロル地方でこのお菓子に出会いました。
オーストリアはイタリアの北部と隣接しているため、国境を越えて伝わり、イタリアの郷土料理としても受け継がれているお菓子なのです。
リンゴのストゥリューデルは強力粉・薄力粉を合わせた生地にリンゴをくるんでオーブンで焼いて作ります。
リンゴは紅玉リンゴを使います。紅玉は酸味が強く、肉質が煮崩れしにくいのでお菓子によく使われます。
収穫期間が11月いっぱいまでと短いので、アルベラータでは秋限定のデザートとしてお出ししています。
リンゴをくるむ生地は新聞の活字が透けて読めるほど薄くのばすのがコツです。
パイ生地で代用する人も多いのですが、生地から作って薄くのばすのが本来の作り方で、格段においしくなります。
リンゴ、レーズン、松の実を混ぜ合わせて生地にのせます。
生地の表面に溶かしバターを塗りながら何層にもくるみ、最後両端をしっかりとねじります。
オーブンで焼いたらできあがりです。
焼きあがったストゥリューデルは食べやすい大きさにカットして、ほんのりとあたたかいカスタードのソースなどでいただきます(画面左側のデザートです)。
ふんわりサクサクとした生地が紅玉リンゴのなめらかな食感と溶け合い、繊細ながらどこか懐かしさを感じる味です。レーズンや松の実の食感の違いが絶妙のバランスでお楽しみいただけると思います。
アルベラータではリンゴのストゥリューデルを11月いっぱいまでご提供しています。
秋ならではのデザートをアルベラータでお楽しみください